1947-11-21 第1回国会 衆議院 予算委員会 第24号
隱退藏物資について本年の三月であつたかと思いますが、さきの九十二議會におきましても、決算委員會の席上の隱退藏物資處理委員會の副委員長の言によりましても、大體マル公價格にして五百億圓程度のものがあろうと證言をいたしておられましたが、その後いろいろ各方面からの情報によれば、實數はそれに倍するものがあるであろうとさえ言われておる實情であります。
隱退藏物資について本年の三月であつたかと思いますが、さきの九十二議會におきましても、決算委員會の席上の隱退藏物資處理委員會の副委員長の言によりましても、大體マル公價格にして五百億圓程度のものがあろうと證言をいたしておられましたが、その後いろいろ各方面からの情報によれば、實數はそれに倍するものがあるであろうとさえ言われておる實情であります。
その以前の、いわゆる世耕委員會と申しまするか、隱退藏物資處理委員會というのがございましたのですが、その當時の資料も若干はございます。御必要がございますれば十分に提供いたす考えでございます。
○政府委員(田中己代治君) この法案の立案をした根據といたしましては、只今お話のようなわけではないのでありまして、全く經濟安定の緊急施策に關する監査や、これに關するいろいろな隱退藏物資處理、その他經濟統制の勵行等に關して必要であると考えて、かように立案した次第なんであります。
○政府委員(田中己代治君) 世耕指令書と申しまするものは、これは從來からも、しばしば世間で言われております通り、この隱退藏物資處理委員會の副委員長名義で世耕氏が發したものでございまするが、これは全く私共といたしましては私文書に過ぎないと考えておるのでございます。
○水谷國務大臣 ただいま中野さんの御質問に答える前に、經濟安定本部に隱退藏物資の摘發處理が移される以前における商工省の隱退藏物資處理方法及びその實績を一通り御説明申し上げれば、大體よくおわかりであろうと思います。それを一つ御説明申し上げまして、あとは一々の點にお答えいたしたいと思います。
○加藤委員長 それでは皆さんにおはかりいたしたいと存じますが、本委員會設置以來十數囘にわたりまして、主として委員會の本來の使命である點よりは、たまたま問題になりました世耕情報なるものに關連して、一つは官憲が摘發にあたつて妨害したという事實に對する調査と、ただいま申しました摘發に關する官憲妨害の實例としての東京都下における水あめ事件と、栃木縣下における摘發事件と、これに關連する物資處理の問題についてと
木村 公平君 水田三喜男君 明禮輝三郎君 村上 勇君 野本 品吉君 小西 寅松君 中野 四郎君 出席政府委員 經濟安定本部副 長官 田中己代治君 總理廳事務官 國鹽耕一郎君 委員外の出席者 議 員 世耕 弘一君 證人 昭和二十二年二月當時隱退藏物資處理委員會
早く穏退藏物資處理委員会の方でこの品物を處置されることを希望しておるということを、そのとき立ち合つた辯護士の方に、あなた方の方でしきりにおつしやつた。こう聽いたのですが……。
○鍛冶委員 これを押えられてから、この間のときに證人から聽いたのですが、押えられたときに、早く隠匿物資處理委員會において處理されないとなくなる虞れがある、早くやれ、こういうことをあなたの方でおつしやつたという事實は間違いないと思いますが……。
特に調べに來た者の中で、警察以外の隱退藏物資處理委員會等の話によつて、民間の人たちが數量を確かめに來たことはありませんか。それを先に伺います。
○本多委員 この機會に證言を求める順序としては少しく後になつたような感がいたしますが、しばしばこの委員會で世耕君の職務權限について論議せられておつた際でもありますので、この際石橋證人より隱退藏物資處理委員會ができた經緯と、それから副委員長として世耕君が隱退藏物資摘發に乘出していろいろな活動をしたその職務權限について御説明をいただきたいと思います。
○徳田委員 石橋湛山氏の證言を求めたいのでありますが、この隱退藏物資處理委員會については閣議の決定がありますが、この閣議決定によりますと、委員及び專門委員若干人をもつて組織する。こういうことになつておりますが、この專門委員というのはそれぞれ任命されたでありましようか、どうですか。
○濱田證人 最初のときは安本ではありませんが、今年の二月ごろからは安本にそういうふうな委員がおりまして、安本に隱退藏物資處理委員會というものができてからは、安本にそういう委員がおるのです。それとわれわれと縣の警察なら警察に行つて警察部の連中を二人なら二人、三人なら三人隨行してやるのでございます。
○船岡證人 二月の二十五日だつたと思いますが、安定本部の隱退藏物資處理委員會の中でそれを拜見いたしました。それを持つておられたのは、委員會の中でそういうふうな拂下指令書をつくつていたと思います。
○鍛冶委員 昭和二十二年三月二十一日に隱退藏物資處理委員會副委員長世耕弘一氏から、この物に對しての處理の指令が出ているのですが、それはあなたは御承知もなく、またこれに關係はせられなかつたのですか。
それができておらぬので、至急政府においてそういう遊休物資處理委員會というか、活用委員會というか、さらにそれに伴う協力委員會というものをつくらせるということを求めると同時に、現在そういう機關がまだない場合に、安定本部の監査局にそれをやらせるかどうかということの問題であります。
○加藤委員長 今安定本部長官のお話を聽いてもその點はきわめて明確でないようでありますから、現在遊休物資處理令というものがあるにしても、この委員會としてはそういう委員會處理令に基く活動態樣がどうあろうとも、とにかく委員會に訴えられた國民の聲としての投書については愼重に檢討した上で、急速な處置を必要とすると認めたものに對しては先ほど徳田君なり、中野君の言われた意見を加味して、政府機關に移牒してその結果を
鍛冶君が言われた隱退藏物資處理令ですか、それに基く活動が在庫品課で行われておるのか、別の機關で行われておるのか、それはどうなつておりますか。
ただいまお手もとに隱退藏物資處理委員會前副委員長世耕弘一氏より發せられた指令に關する件という資料を配付いたしましたが、その一番しまいの方に、隱退藏物資等摘發處理要領という昭和二十二年二月十四日閣議決定の内容がここに記されております。
○加藤委員長 ただいま石田君から、世耕弘一君が安定本部の隱退藏物資處理委員會の副委員長としていろいろな仕事をなさつたのに、はつきりしないうちに副委員長が免ぜられておつたということについて、世上當時の吉田内閣總理大臣竝びに石橋安定本部長官などによつて廢されたということが傳えられておるが、それをこの際明確にするという意味で、吉田前總理大臣か石橋前安定本部長官かのいずれかをこの委員會に出席してもらつて、當時
○加藤委員長 それではただいまの石田君の御提議に對しましては、次會に當時安定本部長官であり、隱退藏等物資處理委員會の委員長でありました石橋湛山君の出席、これは議員でありませんから證人として出席してもらうことにして、この問題に關する證言をしていただくことにします。
特に國會が國權の最高機關であるという新憲法の精神に則つても、内閣の中の遊休物資の活用委員會、あるいは安本の隱退藏物資處理委員會または他にも二、三あるようですが、こういうものを一切解消して、本委員會を一本建として進めていかれることがたいへん適當ではないかと思うのでありますが、その點についてお伺いを申し上げたい。
終戰當時の軍の放出の物資や、その後の特殊物件のみでなく、一般の重要統制物資の處分方法まで掘り下げて、全面的に穏退藏物資處理の適否を調査せんとするものであることは、開會劈頭政府に要求した十四項目の資料の性質をごらんになれば一目瞭然であります。
それからもう一つ隠退藏物資處理状況の調査につきまして、衆議院では特別委員會ができておりまするが參議院におきましては、司法委員會と治安及び地方制度委員會でこれを共同に調査したいということがございまして、七月の二十六日司法委員會でこれを問題にいたしまして、司法委員長が治安委員長の方に問題の處理方について御協議なさつたそうでございまして、その結果七月二十八日の司法委員會では、治安委員長との協議の結果であるということで
十三、隱退藏物資處理委員會の副委員長としての世耕弘一氏の發したる摘発令書及び假令書の數量。イ、令書を受けたる者の氏名(專門委員の氏名及びその採用方式)。ロ、令書に示されたる隱退藏物資の所在位置。ハ、令書に示されたる品種別、數量、價格。ニ、令書を發したるもその物資が合法的偏在物資のために摘發不可能なりし場合における右偏在物資の品種、數量。